ゴールデンタイム1 春にしてブラックアウト、読了。

作者の前作である「とらドラ」が面白かったので買ったんだけど、忙しく積読してるうちに2巻も発売されたので、今さらゴールデンタイム1巻を急いで読んだ。


あらすじ

とらドラ!』の竹宮ゆゆこ、『イリヤ』の駒都えーじ、強力タッグが贈る新シリーズ!

 晴れて大学に合格し上京してきた多田万里。大学デビュー、東京デビュー、一人暮らしデビュー、と初めてのことづくしで浮足立つ彼は、入学式当日、不意打ちにあう。
 圧倒的なお嬢様オーラ! 完璧な人生のシナリオ! 得意なのは一人相撲!
 下手人の名は加賀香子。薔薇の花束を万里に叩きつけた彼女は、万里の友達でもある幼馴染みの柳澤を追いかけて、同じ大学に入学してきたという。しかし、柳澤からは避けられ、周囲からも浮きまくる。そんな眩しくも危うい香子を放っておけない万里の青春の行方は?

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1009.php#new1


感想
とらドラよりは少なくなった気がするけど、竹宮ゆゆこのちょっとおっさん臭いというか、アラサーというかなネタは健在。
あらすじに書いてある通り、ヒロインの加賀香子は柳澤ことやなっさんを追いかけて大学半ばストーカー的に大学に入学。
いろいろあって、主人公の万里はその両方と友人になってしまう。
香子の事を疎ましく思っているやなっさんと香子の仲を取り持ったりなんかしているうちに万里も香子を好きになってしまうという感じの話。


前作が前作だけにこのまま香子の片思いで引っ張っていくのかと思っていたので、後半で香子がやなっさんに振られる展開はけっこうびっくりした。
万里にいろいろと込み入った事情やらなんやら*1があるので、その辺りを使って万里を中心に話を展開して行くのかな。
ラストでちょっと衝撃的な引きがあったし、いろいろと伏線というかギミックみたいなのを仕込んであるっぽいし今後の話の展開に期待したい。

*1:いろいろとネタバレのでここでは書かない